2011年02月12日

産院選び

 妊娠が発覚して、真っ先に思ったことのうちの1つは「さて、病院どうしよう…」だった。乳がんの手術をしてもらった病院は大きな病院だし、頻繁に通うには少し遠い。既にこの段階で気持ちの悪さを抱えていたので、余計に遠く感じた。しかも大学病院だから、研修医たちも多い。正直、あそこには行きたくないな、と思った。

 そもそも受け入れてもらえるのかも微妙なライン。乳がんと言う既往症があるとはいえ、婦人科に通っていたわけではない。病院のHPで確認すると、やっぱり腫瘍やら子宮内膜症、不妊症、合併症妊娠などと出ており、どうもその私の場合はお呼びではないような気もする…。職場の健康診断で一部の数値が悪かったり、胃腸の具合がイマイチだったりした際に乳腺外科の主治医に報告はするものの「まずは近くの内科へ…」と言われていたし、ノルバ飲んでるから念のために婦人科検診してた時も、近所のクリニックに行ってたくらいだからな〜、と悩みつつも取り敢えず、近所の産婦人科の様子も研究。「私ってハイリスク妊婦なの?」と思いながら、10日ほどして再び近所の婦人科へ。

 前回は女性の先生だったのに対し、今回は男性の先生だった。で、「(当院では妊婦検診はしてませんが)どこか行きたい病院はありますか?」と尋ねられ拍子抜け。「あれれ、前回は乳がんの手術した病院に紹介状を書くと仰ってませんでしたか?」と思ったが、婦人科的にはそういった所見がなかったのか「紹介状なしでも大丈夫だと思いますよ」とアッサリ言われてしまった…。

 私も大学病院には行きたくなかったから、すかさず「一応◎◎病院を考えているのですが…」と口コミサイトで評判が良さそうだった病院名を切り出すと「じゃ、乳がんについてはしっかりと説明出来るようにしておいて下さいね。◎◎病院なら、このエコーの写真を持って行けば、いいでしょう」と言われ、更に拍子抜け。「へぇぇー、紹介状なしでいいの〜?」と思いつつ、まずは婦人科を後にする。

 で、言われた通り数日を待って、恐る恐る◎◎病院へ。問診票に既往症について細かく書き、診察室でこれまでの経緯を話すが、先生はさして表情も変えずに話を聞いて下さる。一応、産婦人科の他に内科や外科といった科はあるものの、公立病院でもないし、いわゆる総合病院ほど大きいわけでもない個人病院だから「受け入れ拒否されるかも…」と足を運んだんだけど、大丈夫みたい…。思わず最後に「(浸潤してなかったとはいえ、乳がんという既往症がありますが)では、こちらの病院にお世話になることが出来ますか?」と尋ねたら、先生はちょっと困ったように笑って「ま、最悪もし何か出てきたら、その時に転院すれば良いことですから」とアッサリと仰った!

 ヤッター。これは嬉しい誤算だった!何か…手術前の胸の傷がなかった頃と同じ状態で病院に通える気分。乳がんの手術後に出産している方のお話を聞くと「どういう病院にかかるんだろう…?」と疑問に思っていたけれど「こんな風に個人病院でも大丈夫なケースもあるのね!」と妙にテンションが上がってしまった。そして「乳がんの治療した⇒厄介そう⇒敬遠したい」というオーラを出さずに、受け入れて下さったこの先生に、産婦人科医としての自信のようなものも感じ、頼もしく思った。

 これが10月上旬の出来事。この頃にはムカムカが酷くなるばかりでなく、帰宅後には吐いてしまう日もあったけど、中間テストも控えていたし、何とか気合で仕事に行っていた。だって、せっかく家の近くの綺麗な病院でお世話になることが決まったんだから、頑張ろうって。無知とは怖いモノで、ツワリの本当の恐ろしさを分かっていなかったから「仕事をしていると気が紛れるからツワリも軽くて済むらしいし〜♪」「“気合”で乗り切るのよ!」と信じて疑わなかった。
posted by スマイリー at 23:15| 子どもについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする