2008年07月11日

【08年1月11日(金)の出来事】

 9時前に待合に到着し、そのまま椅子で眠ってしまった。ふと目覚めると、時計は9時35分を指していた。9時予約だったのに、まだ呼ばれない…。「もしや…」と思っていると、ようやく名前が呼ばれたので、ちょっと寝ぼけた状態で診察室に入る。

 いつもなら「おはようございます。」とR医師から挨拶して下さっていた気がするのだが、今日は無言。「…?」今まで挨拶して下さっていたのは、気のせいか?と思いつつ椅子に座る。時間にすると、ほんの数秒の沈黙だったと思うが、妙な空気だね、と感じた。

 R医師はこちらを見ずに「この間の検査の結果、悪性でした。」と切り出した。予感的中!妙な雰囲気は気のせいではなかったんだ。「あ、そうでしたか…。」こんな感じの応答をした気がしたが、ハッキリと何と言ったかは覚えていない。ただ、心の中に「海外旅行の方でしたか…」と浮かんだ思念を「こんなこと、声に出したらマズイよね」と思いながら聞いていた。

 さして表情も変えずに淡々とした様子の私を確認したR医師は、乳がんについて書かれた薄い冊子を開き、「ステージTの状態だから温存手術になるだろうこと」「入院手術には1週間ほどかかること」「その後放射線治療をする必要があるが、この治療で髪の毛が抜けることはないこと」などを説明して下さった。

 もし今回精密検査を受けずにこのまま放っておいたらどうなっていたのか、と質問したら「数年後にもっと大きくなった状態で発見されていたと思います。」と言われ、「今回、悪性でヨカッタです!」とうっかり口走りそうになってしまった。

 診察室を出ると、先ほどから待機していた看護師さんが、病院内にある乳がんの患者会の案内の紙を渡してくれ、今後の検査についての説明をして下さった。が、この期に及んでも不思議と涙は出なかった。ただただ、ヘ〜ンな感じ。現実感ないなぁ…、というのが率直な感想。「そっかー、困ったねぇ…。面倒なことになったぞ。」と思いつつ、そのまま学校に向かって「いつも通り」授業をしてしまった。

 だって、私の検査結果が悪性だろうと何だろうと、今担当している高校3年生たちには、テスト作って無事に卒業させなきゃ!って思いがあったから。「仕事」が私の理性を助けてくれている、と感じた。

 この日の会計は、な、何と、たったの210円。がん告知、という重労働をこなしておきながら、たったの210円とは、勤務医たちの苦労が忍ばれるよ。
posted by スマイリー at 11:44| Comment(0) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月10日

【07年12月28日(金)の出来事】

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 検査結果を聞きに。駅まではメェメェと一緒に行く。朝から雨が降っていて、憂鬱な年の瀬といった感じ。今日はR医師はお休みだったので代診の若い男性医師が登場。

 検査結果は…前回の検査では判明しなかった、とのこと。「さて、どうしたもんか」とリアクションに困っていると「今日、このあと時間あります?さらに詳しい検査をした方がいいのですが。大きくなってるみたいだし。」と畳みかけるように仰った。正直、「これまで時間と交通費を掛けて何回か調べたわけだから、もういいや」って気分だったけど、「今日は仕事もないし」と思い直す。その先生はテキパキと自らエコー室に連絡をし、今日スグに検査を受けられるように手配して下さった。そんな先生の様子を見て、事の重大さを薄々感じる。

 エコー室に行くと、麻酔の注射をした。そして「今回はバネみたいな仕掛けのある注射で細胞を採りますから、ちょっと衝撃がありますよ。」と説明があった。前回同様、画像を見てると針がシコリに接近して…今回はバチッと軽い衝撃があった。麻酔が効いてるから痛みはないけど、何かヘンな感じ。でも検査技師の男性が物凄く真剣そうだったので、我慢我慢。

 「あれ?ハズレたかな?もう1回いいですか?」と言いつつ、結局5回採られる。特に痛いわけじゃないし、今度こそ白黒ハッキリさせて欲しいから「しっかり採って下さいね。ちゃんと採れるまで何回でもいいですよ〜」ってな気分だった。

 針を抜いた後は、大きめのガーゼを貼られた。針を刺した時に液体みたいなものが流れたのを感じたが、麻酔液ではなく、どうも血だったようだ。針を刺した部分は、しばらくは青タンのようになるけど心配ないらしい。
 
 検査結果は、年が明けた1月11日になる、とのこと。「ハッキリしないまま、年を越すなんて嫌ですよね。」と女性の技師の方が優しく声を掛けて下さった。
 
 この日の会計は、5960円でした。
posted by スマイリー at 21:31| Comment(2) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月09日

【07年12月14日(金)の出来事】

 今日はエコーと診察。私のシコリは多分「乳管内乳頭腫」ではないか、とのこと。「まれに悪性のこともあるので、今後は1年に1回定期健診をして様子を見ることになるでしょう。」と言われる。うう、経過観察になってしまった…。これから定期的に通わなくてはいけないのね、と思うとちょっと面倒な気持ちだ。

 ところで、怪しいシコリが見つかった場合って、針で刺して細胞取ったりするんじゃなかったかしら?と疑問に思ったので、聞いてみた。保険の仕事をしてた時、よくそんな話を聞いていたし、確かメェメェの首にシコリが出来た時も「針を刺した」って言ってた気がするから。「う〜ん、首と違って乳房の場合、針を刺しても関係のない脂肪が採れてしまうことも多々あるんです。」とのこと。

 しかしエコー室では、技師の方がちゃんと針を刺してくれたので、痛さも忘れてちょっと安心。エコーの画像を見てると、シコリにゆっくりと針が接近。シコリを見詰めながら、「もし悪性だったら、まとまった保険金が入るから、治療終了後はご褒美に海外旅行でもしよう!」と自らを慰めてみたりした。
 
 シコリに針が触れると「お?軟らかい!」と技師の人が言う。どういう意味か尋ねてみると、硬いと悪性の可能性が高いのだとか。そうそう、良性だといいな。結果は2週間後、だって。

 この日の会計は、2630円でした。

posted by スマイリー at 17:55| Comment(8) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月08日

【07年11月16日(金)の出来事】

 前回は9時予約だったのに、検査終了が11時近くになり、職場に着くのがギリギリになってしまった。今日は10時の予約だからますます間に合わないかも、と思い、予約を変更してもらうことに。

 次週は祝日で病院が休み。次の週もその次の週も9時代の予約は既にいっぱいとのこと。もっとも私の症状は急を要するわけではないらしいので、ほぼ1ヶ月後になるけど、テスト期間中で授業のない12月14日にしてもらうことにした。
posted by スマイリー at 00:17| Comment(0) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月07日

【07年11月2日(金)の出来事】

 大学病院へ。初のマンモグラフィー体験。2枚の板にギュ〜っと胸を挟まれて、レントゲン撮影。撮影した部屋がちょっと寒かった。けど肝心の検査は、予想してたよりは痛くないかな?もっとも「我慢出来なくなる直前には、声を掛けて下さいね。」と言われてたから、少しゆとりを持って「痛いです。」と言うようにしていたせいかもしれないけど。

 痛みの種類は…例えば手の甲などをつねったりするときに感じる、皮膚が伸びきった時の痛さ、かな。胸をギュ〜とつかまれて、潰される痛さ?私は注射や点滴のような、針で刺される痛さの方がキライかも。

 この日の会計は、2560円でした。
posted by スマイリー at 18:23| Comment(2) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月06日

【07年10月24日(水)の出来事】

 今日は中間テストで授業がないから、ちょっと遠いけど電車とバスを乗り継いで、紹介状を持ってR医院へ。秋の日は短く、途中ですっかり日が暮れて、暗くなってしまった見知らぬ町を一人で訪ねるのは、ちょっと心細かった。「私、何してるんだろう…。」なんて思いながら、ニュータウンの一角にある、外科と内科の個人医院に着く。

 で、早速エコーで調べてもらうも、先生は「う〜ん。」と一言。そして「90%は何でもないと思うんですけど…。」と仰った。この時、私の脳裏に浮かんだのは「じゃ、あとの10%はナニ…?」ということ。そんな私の表情を読んだのか「私が勤めている大学病院に行けば、当医院より更に精密なエコーがあるんですけど…。」と仰って下さる。

 大学病院か…。残りの10%の可能性が気になった私は、“大学病院”という言葉に心ひかれた。「でもそういう病院は午前中しか診察してないよね?仕事休んでまで行きたいとは思わないしなぁ。」と思いつつ、曜日と時間を確認すると「金曜日の午前中」とのこと。「ん?金曜日の午前中なら、授業がない!行けるかも!」と思い、一番早い時間に予約を入れてもらう。

 「念のため次回はマンモグラフィーの検査もするけれど、40代以上ならともかく若い人の場合、まだ乳腺が発達していて画像が真っ白になり、あまり有効ではないから、エコーの方がいい。」ということまで丁寧に説明して下さる。ふむふむ、成程ね。決して饒舌そうではなく、むしろ物静かな印象の先生だけど、面倒臭そうな反応をせず、こちらの疑問を解消するかのように色々と教えて下さるのはありがたい。

posted by スマイリー at 00:34| Comment(5) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

【07年10月中旬の出来事】

 何度か行ったことのある婦人科へ行ってみる。検診結果には「外科へ」と書いてあったから、近くの市立病院に行こうか迷ったけど、あそこは紹介状がないといい顔されないし、ちょっとイヤな思いをしたこともあるから出来れば避けたい…。この婦人科でも乳がん検診を奨励していた気がするし、女医さんだから相談しやすよね、と婦人科へ。

 事情を話してエコーで調べてもらうも「乳腺症がきついのかな?婦人科にあるエコーよりは外科の方がいいから。」と別の個人病院に紹介状を書いて下さる。

 う〜ん、家からはかなり遠いけど、せっかく書いて頂いた紹介状だし、そこも女性の医師だからその点は行きやすい。検査のたびに知らない先生が出てくる総合病院よりいいかもね、とスグに予約。
posted by スマイリー at 00:28| Comment(0) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月04日

【07年9月28日(金)の出来事】

 今日は体育祭だった。職員室に寄ると健康診断の結果が返ってきてた。昨年はちょっと痩せてます、と指摘されたから今年は気を付けてたんだけど。よしよし、大丈夫。社会人になってから、健康診断を最低5回は受けてるけど、引っかかったことなかったし。     
 
 そう思いながら裏面を見ると…げげっ、『乳腺内に腫瘤疑い(左5mm×7mm)と左右にのう胞、乳腺症あり 』。要精密検査だって…。   
 
 腫瘤の「腫」は腫瘍の「腫」だよね。生命保険会社に勤めていた時のことを思い出した。良性ならば腫瘍、悪性なら癌、じゃなかったっけ?いや、どっちにしろ今後はもう無条件で保険に加入することは難しい。 

 そりゃ、今は色々な保険会社に、さまざまな種類の保険があるから、特殊な保険なら加入できるかもしれない。でも、少なくとも私が勤務していた某国内生保では、たとえ良性でも腫瘍がある人は、医療保険は加入不可能だったハズ。  

 いやいや、保険は既にしっかり入っているからいいとして…それよりも私、癌かもしれない…。今日は4回目の結婚記念日なのに…。
posted by スマイリー at 15:12| Comment(0) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

【07年8月17日(金)の出来事】

 職場の定期健康診断へ。今年は「30歳になった記念に」と、昨年は受けなかった乳がん検診も受けることに。職場の先輩に「タダなんだから、受けといたらいいじゃないですか?」と言われたからでもあるんだけど。普通、オプションの検査って別料金かかるよね?何か得した気分。

 人生初の乳腺エコー。随分念入りに撫で回すのね〜。受けたことないからよく分かんないけど、みんなこんなものなのかしら。よくよく考えてみたら、生まれて初めて受ける検査なんだから、何かが見つかっても不思議じゃない。こんなことなら、25歳くらいで一度乳がん検診を経験しておいたら良かったかも…。数年前には異常なし、って言われた経験があるのと、30年間一度も検査したことないのでは、気分的にかなり違う。

 検査技師の女性の表情がちょっと強張ったように見えて、一抹の不安を覚える。
posted by スマイリー at 17:05| Comment(3) | 【1】乳がん発見まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする