今月もあっという間に過ぎ去っていこうとしているな。今日から2週間ほどは春休みだ。そーいえば、去年の今頃はホトフラによる寝不足に悩まされ、時々憂鬱な気持ちに陥りながら、セカオピに備えてあれこれ思いを巡らせていたんだっけ、と思い出す。時間にも心にもゆとりがある時に、過去の日記を読み返すのも、興味深いものだと思う。
特に印象深かったのは、子どもについてのカテゴリ。手術直後は「親には心配掛けたし、孫の顔を見せられれば親孝行になるかしら」と思っていたフシがあった。だから取り敢えずは「一定期間ノルバ飲んでその後に子どもを希望しよう」と思っていたし、そのつもりでいたから、ノルバ服用中は、親やメェメェに対して「現在は妊娠することが出来ない」という罪悪感のような申し訳なさが常に心のどこかにあった。
でも、ひょんなことからノルバを中止することになり、妊娠することが可能な状態になると…人間とは全く現金な生き物で「ま、別に、いっか」という心理に、つまり罹患以前の状態に戻ってしまった…。だって、仕事してテニスしてデートして…という具合に過ごしていたら、毎日、毎月があっという間だし、いざ子どもが出来たなんてことになったら、仕事もテニスもデートも(一時的にとはいえ)お預けになってしまうから。
「産まない」のと「産めない」のとでは違う、という話をよく聞くけど、いざ「妊娠してもいいですよ」という状態になると、以前に感じた罪悪感はどこへやら、といった具合に。そしてこれまたよく聞くことだけど「やっぱり大病したからといって、そうそう価値観が変わるものでもないのだな」と苦笑交じりに思ったりなんかするのであった。
やっぱり術後2年経つと、色々と落ち着いてくるのかもね。そして都合よく忘れてしまう部分なんかも出てきたりして…。ホルモン療法中は「『子どもを産んだけど再発』というのはイヤ」だけど「子どもを産まない選択をして、再発せずにずっとずっと長生きしたら『やっぱり子ども産んどけばよかった』と後悔しそうで、それはそれでイヤかも」と考えたこともあったけど、こう悩んでいたことが、懐かしい気すらしてくる…。
こんな風に思ってしまうのは、私がずっとずっと以前から「子どもはいてもいなくても、どっちでもいいや〜」という価値観の持ち主だからなのかもしれないけど。ま、1〜2年前に悩んでいたことがいつの間にか解消されたのは、良いことだわね。
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posted by スマイリー at 21:35|
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