ツワリが酷く、嘔吐が続くと点滴を勧められる。私も2度ほどお世話になった。1度目は確か10月半ば。健診時に「点滴もします?」と聞かれ、試してみることに。その日はちょうど血液検査もあったけど、術側の腕は死守したかったから、健側の腕に2ヶ所針を刺すハメに。2時間以上ゆっくりと落としてもらったにもかかわらず、病院を出てしばらくすると空腹だけでなく、強烈な喉の渇きに見舞われ、持っていたスポーツドリンクを試しに飲んでみたものの、数分後には戻してしまう…。酷くなると水をも吐くとは聞いていたけど、点滴直後にこんな事態になるとは思わず、精神的にもショックだった。しかも、点滴に入っているビタミン剤は臭いがあるらしく、トイレで用を足すとその臭いがして、数日間は更なる吐き気に悩まされてしまった…。
2度目の点滴は、4ヶ月の健診時。「臭いが気になるなら、その元であるビタミン剤は入れないから、点滴をして行きましょう!」とお医者様に言われ、渋々と。で、その点滴の際に看護師さんから「血管が硬いようですが…」と言われ、既往症のことや術側には針を刺したくないことを伝える。私の場合はケモはやっていないとはいえ、放射線治療中は毎週のように採血をしていたし、その後もしばらくは3ヶ月毎に血液検査をしていたから、やっぱり血管に影響が出ているのかもネ…と思ったら、少しガッカリした。この先の人生においても点滴やら採血は基本、健側を使うわけだから、こんなことなら、もっと早くから血液検査を半年毎にしてもらえば良かったかも…。
そんな思いで点滴を受けたけど、病院を出て数百メートル歩いたところで、やっぱり戻してしまった。前回の教訓があったから、この時は空腹も喉の渇きも無視しようと家に着くまでは、飲まず食わずで、我慢しようとしたけど、それは叶わず胃液と思しきものを…。病院を出る時に、心配した看護師さんから「タクシー呼びます?」と聞かれたけど、呼ばなくて良かった。いや、そもそも普段からタクシーの臭いが苦手だから、歩いて帰るしか方法はなかったんだけど。点滴の中には、吐き気止めが入っていたり、人によっては楽になるらしいけど、残念ながら私の場合はその恩恵にはあやかれなかったようだ。こんな状態だったので「辛くなったら入院も出来ますよ!」と言われたけど、入院したいとは思えなかった。
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posted by スマイリー at 20:05|
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