http://www.cancernet.jp/kenshin/index.html
内容見直しを求める要望書の中に、お名前を拝見したことがある、この道では有名な先生方がいらっしゃることに驚いた。そして思った「やっぱり若年者に乳がん検診を勧めるのって、賛否両論あるんだなぁ〜」と。
私自身、早期発見だったにも関わらず、周囲の同世代の友達に検診を強く勧めたりする気にはなれなかったのは、検診の在り方に対して懐疑的だったから。だって、もし検診で発見されたものが非常に早期の段階で、非浸潤がんだったとしても、手術はするだろうし。「非浸潤がんって放っておいても浸潤しないことだってあるかもしれないんでしょ?じゃ、手術したくない」と思ったとしても、現代の医学では「じゃ、浸潤するかどうか確かめるために、実験的にこのまま放置しましょう!」ってワケにいかないもんね。以前、OPALさんとこんな話をしたことを思い出し出しちゃった。
これから何年も何十年も経ってから、判明することだって沢山あるだろう。だから「非浸潤がんの中には、放置しても完全に浸潤しない××というタイプもあります!」なんてことになるかもしれない。仮にそうなったら、「私は30歳で乳がんの手術を受けたけど、今思えば非浸潤がんだったんだから、しなくても良かったんだネ」「あの当時はすっごい悩んだのにねぇ…」なんて言っている日が来るかもしれないのよね〜。
現代は、情報が溢れかえって玉石混交になっているフシもある。これは別に若年者の乳がん検診に限った事ではないけれど。いずれにせよ、やっぱりメディア・リテラシーって、大事ね、と思ったのでした。
【関連する記事】